2000年5月、郷土を愛する酒販店の仲間が、「千葉発日本一の美酒を目指して!」を合い言葉に千葉県酒おこしネットワーク「友醸会」を結成しました。私たちは千葉から全国に誇れる地酒をプロデュースしていきます。私たちの活動を応援してください。
友醸会ロゴマークタイトル:ちばの酒応援団
■メニュー
●TOP 
●友醸会とは 
●遊我月酔 
●イベント 
●今月のコラム 
●会員店の紹介 
●マスコミ報道 
●蔵元紹介 
●掲示板
今月のコラムニスト:林 茂緒
今月のコラムニスト
林 茂緒
■今月のコラム
前月のコラムはこちらからごご覧いただけます。
【千葉の酒は美味しいか?】

友醸会広報担当及びホームページ運営担当の林 茂緒です。
初のメルマガコラムを自分が担当するようになるとは夢にも思わず
ちょっととまどいながら書いています。

私は千葉県といっても東の方で東京からは一番遠い田舎に住んでお
ります。幕張を中心とする新都心とは全く違う環境です。

ところで千葉の酒の銘柄ってどのくらいご存じですか?
私は正直なところ10銘柄くらいしかすぐには出てきません。
それでも多い方ではないでしょうか?
千葉県酒造組合のホームページによると現在千葉県には42社の清酒
メーカーと1社の焼酎メーカーがあります。以外に多いと思いませ
んか?

古くは1600年代から続く酒蔵もあり、歴史的に見ても醸造文化が発
達していた地域といえるかもしれません。当時は水運が主な交通手
段だったため、水運に有利な利根川沿いの酒屋が隆盛を誇っていた
そうです。

では、千葉の酒は本当に美味しいのか?
この疑問に答えていきましょう。
日本酒に限らず酒類というものは、嗜好品であるためうまい・まず
いは、人によってまちまちですが、それ故にすべての人がうまいと
いう酒を造るのは不可能に近いのかもしれません。日本酒には、甘
い辛いの他に淡麗・濃醇という表現が使われます。具体的にいえば
味が濃い薄いということになりますが、同じ辛口でも味の濃い酒と
薄い酒では全然違った印象があります。

本題に入りますが、嗜好の変化もあって昔と今では酒の味が全然違
います。さらに最近の研究成果により、醸造技術が格段によくなっ
ています。それに加えて醸造温度の調節も機械で自動管理できるよ
うになり、杜氏と呼ばれる醸造責任者が思ったとおりの酒が造れる
ようになってきました。

その結果、はっきり言って千葉の酒は美味しいです。
水の問題なども昔はありましたが、良い水を遠くから汲んで運んで
きたり、活性炭やミクロフィルターなどの濾過を施して、おいしい
水にしてから仕込みに使ったり、酒蔵ごとに様々な方法で工夫をし
ながら良い酒を造ろうと努力を惜しみません。

是非、皆さんも千葉の酒を飲んでみてください。
個性的な酒もたくさんあります。
手作りにこだわって、失敗の危険があるにもかかわらず、自然の営
みに任せた酒造りを行っている酒蔵。機械に頼らずに少数精鋭で造
る本当に小さな酒蔵。若き三兄弟が助け合いながら必死に造る酒蔵
など・・・

友醸会発行のメールマガジンで今後紹介していきたいと思います。

                      (有)やまだや酒店

                      番頭  林 茂緒
  
                           

Copyright(c)2002. Yujokai All Right Reserved.